敵ではなく、実は仲間

前回、ＨＳＰのなかで強がりＨＳＰさんについて書きました。
このタイプの中には、リーダー的なポジションについている方が多いです。

組織、チーム、そして家庭など。

彼女たちは、幼少期に他者から与えられたイメージによって
めちゃくちゃやることが多いです。

そこに「行動力」「最上思考」「負けず嫌い」などの気質を併せ持っていると
やりきってしまいます。

イメージとしては、いつも何かと戦っている人です。

本質である繊細さを前面に出すとやってられないので
感覚を麻痺させます。
麻酔を打って痛みを和らげるように、心も痛みを感じていないかのようにできるのです。

フレンドリーに見えて、踏み込めない何かを感じることってありますよね？
痛みを感じないように見えない壁をつくって繊細さを守っています。


おだやかＨＳＰさんがすごく苦手だなとか、怖いなと感じている人の中に
同じ気質を持つ強がりＨＳＰさんがいます。

でも、本当はあなたと同じ、心の優しい繊細な人たちです。

私は、おだやかＨＳＰさんって強いなって感じています。

自分の弱さを開示できる強さを持っているからです。
ちゃんと自分の傷つきやすさや生きづらさを認めることができる強さです。

強がりＨＳＰさんはね、「認めたら負け」みたいな感じで戦っています（笑）
自分の繊細さをわかっているから、崩れてしまいそうで怖いのです。
頑張れなくなるのではないかと怖いのです。

それでね。
おだやかＨＳＰさんが羨まし過ぎて、嫉妬から強く当たってしまうことがあります。

だけど・・・そんな強がりＨＳＰさんたちが
心の痛みを見ないふりしながら傷だらけの心で
男性社会の中で結果を出して、女性の道を切り開いてくれたり
新しい働き方を実現して次の世代の選択肢を広げてくれたり
今のおだやかＨＳＰさんの、おだやかな人生を支えてくれているのかもしれませんよね。


おだやかＨＳＰさんの持つ芯の強さも
強がりＨＳＰさんの繊細さも
お互いにわかりあえたらいいなと思います。