
白木
お母様と姉妹3人で経営されているお店は人気店。
Nさんが独学で生みだしてきたタルトは、他では味わえない美味しさです。
お会いした頃と今では随分と変化されました。
Nさん
あの頃の私は、人に全く興味が無いと信じていました。
人に自分のことを話すことは殆どありませんでした。
感覚的な私の話は、人に理解してもらえないと思っていたからです。
でも白木さんには壁を感じず話せるような気がしました。
センスダイアログについて説明を聞いてもよくわからなかったのですが受けてみようと思えました。
当時の私は、家族の問題を抱えていました。
そして、問題は「取り巻く状況」や「個人の性質」にあると思っていて、それをどうやって解決すれば良いのかと考え続けていました。
私個人も課題はありました。
常に大きい不安に襲われて、「今の自分ではだめだ」と感じていました。
白木
お客様から高い評価を受けているにも関わらず、大きな不安を感じていましたね。
一方で不安は感じていましたが、「悲しい」「さみしい」など他の感情を感じることはできなかった。
心を鈍感化(麻痺)させていましたね。
Nさん
自分は鈍感なんだと信じていました。
家族もそう思っていました。
今は、その方法で自分を守っていたことがわかります。
心が不安定になるのを恐れて、心が動かないように必死でした。
でも実際には、私はずっと苦しい感覚と共にいました。
今思うと、自分の感情に気づかないように生きるのは終わりのない苦しさだったと感じます。
セッションをしていく中で、他人を変えようとしていた状態から、自分を変えていくことを考えるようになりました。
ワークで、それまで恐れていた感情と向き合っていくと、徐々に感覚が変化していきました。
以前は不安の中に自分がいる感覚でしたが、今は自分の中に不安があると感じられるようになりました。
白木
過剰な感情が、健全な感情に変化していきましたね。
また、感情を取り戻すことで本来の気質も取り戻されていきました。
お話し好きだった幼少期のNさんが戻ってきましたね。
感性の豊かさも自然な姿で表現されています。
Nさん
その時、その時に出会う気持ちを丸ごと自分自身で感じて、理解して受け止める。
今の自分を大事にする自分へと変わることができたと思います。

