感情を安全にめぐらす

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センスダイアログにできること

ブログがすっかりご無沙汰になりました。
その間も見に来て下さってありがとうございます。

私の父は人づきあいがとても苦手な人でした。
よく言えば真っ直ぐすぎるのです。
悪く言えば、黙ってられない人です。


仕事先でストレスがたまると、感情は発散(内部にたまったものが外部へ散らばってでること)されます。母親がそれを受け、母親から発散されたものを姉たちが受け、姉たちが発散したものを末っ子の私が受ける。

幼い頃の私は、怒りの感情は外からやってくるなと感じていました。

会社では上流から下流に流れてきたり
上司の家庭から会社に流れてきたりしています。
一般家庭からクレームとして企業に流れてきたり
先生から子どもに流れたり
親から学校に流れてきたり

この流れ、なんとかならないものか・・・
幼い私はそんなこと考えていたわけではありません。

ところが長らく人を支援する仕事をする中で、偶然センスダイアログを開発することになりました。
それが思いがけず、幼いころの私の「困ったものだ」を解決することになりました。

感情は抑えることができない。
言葉だけでなく、非言語(身振り手振り、姿勢、動き、表情、声のトーン)を通して発散されるものです。
ところが、私たちは社会的に感情をコントロールすることが求められてきたので
多くの場合、カタチを変えて発散するしかなかったのです。

少しぐらい発散し合うのは問題ないですよね。
親子、夫婦、友達、同僚。
良い刺激です。

ただ、状況によっては相手に負担をかけたくない時があります。

例えば、お子さんが不登校の時期。
敏感なお子さんは、言葉に出さなくても親の不安や葛藤を感じています。
或いは、先生や周囲の人の不安や葛藤を感じています。
そんな周囲の気持ちがわかってしまうからこそ、自分の本当の気持ちが言えなくなってしまう。

学校に登校しないこと以上に
家庭の中で人間関係が途切れてしまうことが何よりご心配だと思います。
親子関係は人間関係の土台ですから。

センスダイアログ認定ナビゲーターには公立中学校のフリースクール支援員がいて
自分たちにできることについて考えています。

自分の感情を安全にめぐらすこと。(親御さんもちゃんと大事にされていること)
古い常識や価値観から自由になること。
センスダイアログにできることがあるだろうと、考えているところです。

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