
白木
セッションスタート前はどんな状態でしたか?
杉浦
私は外では元気なイメージを持たれていると思います。
友人から相談をされることもよくあります。
でも家では常に体が重だるくて、ソファで横になっていることが多く
原因不明の熱が出たり、頻繁に寝込んでいました。
元看護師ですので、この症状は病院に行っても治らないことはわかっていました。
体のあちこちが常に痛いので、整体・カイロプラクティック・接骨院と色々なところを回りました。
どこへ行っても体の不調は改善せず、誰にもわかってもらえない辛さを長年抱えていました。
周囲の人には私が怠けているように見えているのではないかと
勝手に自分で考えて、自分を責め続けていました。
白木
セッションをはじめてから、体は変化していますか?
杉浦
体が軽いです。
以前の私は、動ける時と沈んでいる時の差が大きく、それを繰り返していました。
疲れても寝込まなくなり、回復が早くなっています。
白木
センスダイアログは、体の治療ではなく感情や感覚を扱いますが、その変化の理由をどう感じていますか?
杉浦
私の抱えていた体の不調が、実は心の問題だったと感じています。
心が軽くなったら、体も軽くなった。
これまではだるさや痛みを治そうと、体の治療をしてきました。
「体を整える→また落ちる→体を整える→また落ちる」
そして別の治療法を探すを繰り返してきました。
そのうちに、体の治療の中で私の心の状態について聞かれるようになり
この症状は心から来ているのかもしれないと
心を扱ってくれるところを探し始めていたところだったので
セッションを重ねていく中で「やっぱり、そうだったんだ」と
心と体が影響し合っているのを強く実感しました。
これまでも体の仕組みにとても関心がありましたが
現在は体と心とのつながりまで興味が広がり、今後益々学んで生きたいと思っています。
白木
体の不調を抱え、どこに行っても改善しない方に私たちがお役に立てるといいですよね。
センスダイアログの面白さはどこにありますか?
杉浦
抑えていた感情、否定していた気持ちのようなものが自分に肯定されていく
感じたことのない感覚。
「あれっ?私今までと反応が違う」「全然違う感覚だった」
と根深い価値観から自然に解放されている自分に気づく喜び。
私が変わるだけで、家族も一緒に変化をしているのを実感する驚きや感動。
散らかっていた部屋のような、埋もれている感情、見せないように隠していた感情を
隠す必要がなく、ここにあってよい安心感。
何となく整頓されていく内面の感覚。
この後どうなるのか?という興味、好奇心がドンドン出てきます。
白木
センスダイアログを選んで頂く方は、本当に人間への好奇心が旺盛です。
センスダイアログの難しさや大変さはどこにありますか?
杉浦
特にないです。
強いて言えば、体力を使う。疲れます。
ソファに座っているだけなんですけどね(笑)
感情を味わうには体力がいります。
それから、セッション前の恐怖感があります。
どんなことに気づくのかわからないので、それが面白さですが怖さでもあります。
白木
みなさんに質問していますが、私について感じていることを教えて下さい。
杉浦
愛情深い人です。
複雑に絡んだ心、考え方、体の反応は、すごく面倒くさいことになっています。
仕事とはいえ、こんな面倒なことに付き合ってくれる。
上からでも下からでもなく正面から向き合ってくれる。
偶然、主人が白木さんと話しているのを見て、勉強仲間だと思ったくらいです。
わからないことをわかったふりをしたり、濁す人が多いのに
わからないことはわからない、自分はこう思うと偽りなく対応してくれる。
だから正直に話せる。
それが逆に、白木さんの前では私も嘘がつけない怖さでもあるんですけどね(笑)
